ブラックジャックはプレイヤーとディーラーが対戦する形式のゲームで、手元に配られたカードの合計値が「21」に近い方が勝ちとなります。
初心者の方がやりがちなのが、とにかく「21」に近づけようとするプレイスタイルですが、これは無用な負けを招く要因になります。
ブラックジャックで勝つために本当に重要なのはディーラーをバーストさせることで、それさえできれば自分のカードの合計値が「21」に近くなくても勝つことは十分可能です。
このことを念頭に置いてカードを追加するか、それともそのまま勝負に挑むのかの判断がブラックジャックの勝敗を大きく左右します。
この時に、勝率を上げる判断を下す手助けをしてくれるのが「ベーシックストラテジー」です。
ベーシックストラテジーは自分のハンドとディーラーのカードの状態から次に起こすべきアクションをまとめた表を指しており、基本的にこの表に従ってカードを追加するかそのまま勝負するかを判断していきます。
ベーシックストラテジーの表は「ベーシックストラテジー」というキーワードで検索すればすぐに見つかるため、ここでは詳細な解説は省きます。
ただ、ベーシックストラテジーを使う際には、この表は以下に挙げることを念頭に置いて作られていることを知っておいた方が良いでしょう。
(①次に配られるカードは全て「10」であることを予想している)
ブラックジャックはJ、Q、Kの絵柄のカードも「10」としてカウントするため、全体的に「10」を引く確率が高くなります。このため、次に配られるカードは全て「10」であるという予想をもとに作られています。
(②ディーラーは「17」になるまでカードを引かなければならない)
ブラックジャックには、ディーラーは手元のカードの合計値が「17」になるまでカードを引かなければならないとうルールがあります。ベーシックストラテジーは自分の手札を「21」に近づけるだけでなく、このルールを利用してディーラーをバーストさせることも狙って作られています。
このベーシックストラテジーを使うだけでも、闇雲にブラックジャックをプレイする場合と比べてかなり勝率は高くなるはずです。ただし、あくまでも勝率を高くするためのもので100%勝てるものではなく、当然ですが負けることもあります。そこで登場するのが、モンテカルロ法です。
ブラックジャックをプレイする時は、ベーシックストラテジーで勝率を上げながらモンテカルロ法で負けた時の分を回収するというスタイルが、勝ちプレイヤーとなるための1つの手段となります。
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